再エネ(再生可能エネルギー)とは、太陽光や水力、風力、地熱、バイオマスなど、自然界に常に存在するエネルギーのこと。石油や石炭、天然ガスといった有限な資源である化石エネルギーとは違い、「枯渇しない」「どこにでも存在する」「CO2を排出しない(増加させない)ため、地球温暖化を抑える」という大きな特長があります。
経済産業省は、2030年の電源構成(エネルギーミックス)について、
再生可能エネルギーの割合を現在の2倍以上に増やし、
東日本大震災前に約3割だった原子力の依存度を
下げる基本方針を発表しています。
風況の良い山口県内では、下関市、長門市、平生町で計55基の大型風力による発電事業が行なわれており、
発電出力の合計は約11万kW。その量はなんと全国第9位となります。
年間を通して安定した風が確保できる安岡沖は、水深も浅く、洋上風力発電に適した場所。現在、総出力数6万kWの風車を設置する、県内最大規模の風力発電プロジェクトが進められています。
安岡沖が、未来の暮らしを支えるエネル
ギー供給のリーダーになるかも?
※1 設備利用率を30%、稼働率を90%、一般家庭の年間消費電力量を3600kWhと想定。
※2 同等の発電量を火力発電所で発電。単位発熱量9.97GJ/千kWh、原油換算係数0.0258kL/GJとした場合。
※3 発電により排出されるCO2量(電力会社9社平均の排出原単位)552g-CO2/kWh、風力発電機のライフサイクルCO2排出量 34g-CO2/kWhとした場合。
風力で発電した電力を利用し、水を分解することで水素を発生させることができます。「水素」という形で貯蔵すれば運ぶこともでき、水素ガス火力発電所などの燃料に。さらに、燃料電池で電気にすることもでき、燃料電池自動車や燃料電池バスなどにも利用できます。風力発電は、未来の「低炭素社会」の実現にもつながるのです。